脳腫瘍の発症率と生存率について

脳腫瘍の生存率で見てみると、年間ではおよそ2000人程度は脳腫瘍が原因で亡くなっています。

脳腫瘍の発症率をみてみると、およそ1万人あたり1人あたりの割合で、その中で約2分の1の確率で良性か悪性かに分かれます。そして、子供がなる脳腫瘍の方が悪性であることが多いようです。

また、発症年齢に関しては、脳腫瘍の種類によっては発症年齢に違いが出てきます。一般的に悪性星細胞腫の場合は、25歳から45歳に発症する可能性が多く、こうが腫の場合は、45歳から65歳に発症率が高いとされています。

神経系の脳腫瘍全体の5年生存率で見てみると、35%くらいの割合ですが、星細胞腫で良性であれば、60%から70%と高くなりますから、良性か悪性かによっても違ってきます。

悪性度が高ければ手術を行っても、すぐに再発すると言われています。

このように脳腫瘍の種類によっては、生存率や発症率が変わってきますから、一概には数字的に表わすのは難しいようです。また、近年の治療技術の進歩によって、生存率や検査法の進歩によって発症率に関しても数字が変わってくると思われます。

また、脳腫瘍の悪性度や良性か否かといったことでもかなりその後の生存率に影響を与えます。