脳腫瘍の検査方法について

何らかの診断で脳腫瘍の疑いが出た時には、まずその検査方法としてはCTもしくはMRIを使用した検査を行います。

CTやMRIなどの画像診断はますます技術が進歩しており、脳腫瘍のかなり早い段階でも発見できるようになってきています。また、どれだけ形状が変わったか、あるいはどれだけ成長しているか、その速さなどを細かく検査することができます。

一般的に画像で検査した場合、腫瘍の形状であまり形がはっきりしていない腫瘍の場合は悪性で、形状が丸い円形をしている時は良性だとされています。

また、CTやMRI以外にも脳血管造影という検査方法もあります。この検査方法は脳の血流を調べるための検査法で、これにより脳の血管が腫瘍に酸素や栄養をどのように送っているのか、腫瘍の血流状態を調べます。これらの腫瘍の状況を把握しいくことは、脳腫瘍の外科手術にとって重要な情報になります。

基本的に造影技術を用いた検査法では、脳腫瘍の患者の脳には直接触れないで行う検査なので、痛みや副作用を伴うものではありません。しかし、最終的な脳腫瘍の状況を診るために、頭を切開してみる検査を行うこともあるようです。実際に、腫瘍と思われる部分を切って調べることで、確定的に腫瘍の状況を検査することができます。