脳腫瘍の症状について

脳腫瘍の初期症状としては、頭痛や嘔吐や運動失調や言語失調の症状が現れます。

これらの症状は、脳腫瘍ができる場所によっても変わってきます。理屈としては、脳腫瘍ができることによって脳の頭蓋骨を圧迫することによって起こるものです。

基本的に右の脳の部分に腫瘍ができると、左半身に症状が現れるようです。また、前頭葉の部分に腫瘍ができてしまうと、性格そのものが変わってくることもあるようです。また、何かを考えると言ったこともしなくなり、無気力状態になるようです。これは前頭葉の役割を考えればわかることです。

また、後頭葉は目の器官をコントロールしている器官ですが、ここに腫瘍ができると、実際ないものがみえるといった幻視の症状、視野が狭くなる視野狭窄、視野の一部がみえなくなる視野欠損などの症状となって現れてきます。

さらに、腫瘍ができる場所によっては、計算能力、記憶の能力などの能力が障害されます。

前頭葉や後頭葉は大脳ですが、脳腫瘍は小脳や脳幹にもできるので、そのような場合は、大脳にできた腫瘍の症状とは違った症状になります。

小脳や脳幹に脳腫瘍ができると、運動失調や顔面の麻痺、めまい、難聴、ホルモン異常、慢性的な頭痛や吐き気などの症状が現れます。