脳腫瘍の悪性の場合は、ガンマナイフによる放射線治療が有効とされています。
ガンマナイフとは、ヘルメットのような形をしていて、そこに放射線物質を照射できる部分を取り付けたような器具です。
ガンマナイフを使うと、放射線をあらゆる方向から照射することが可能です。治療を開始するとガンマナイフが回転しながら放射線を照射します。
そして、さらにがん病巣の部分のみを集中して照射し、様々な方向から照射します。
ガンマナイフによる治療は、悪性の脳腫瘍だけでなく。首の付近にできががんにも有効とされて治療効果が高いとされています。
最近は、脳腫瘍以外にも応用して治療する動きもあります。ちなみに脳腫瘍で効果的なのは、がんが脳内の場合は骨に覆われていて、がんが動かないからです。
他の臓器の場合はがんが動いてしまって基本的に、放射線が当てずらいなどの問題があります。
しかし、技術の進歩によりこういった問題も解消されていきそうです。
なによりも、ガンマナイフはその字のとおり鋭利なナイフのように、がん細胞を消滅させていくパワーを持っているようです。
脳腫瘍の治療法としては、今後も期待が感じられる治療法の一つだと考えられます。
